【新商品】プラスチック光ファイバーを用いた腐食検知装置について
【新商品】プラスチック光ファイバーを用いた腐食検知装置について
当社新商品として『プラスチック光ファイバーを用いた腐食検知装置』を開発致しましたのでお知らせいたします。
風水害による道路・斜面崩落を防ぎ、人命や財産を守る補強土壁。
安全に維持・管理していくには、土中の壁面を支える鋼構造部材の腐食具合を定期的に観察する必要があります。
このような背景から、土中にある鋼製部材の腐食度を電源や電子部品も用いず、ひと目で判断できる新商品 プラスチック光ファイバーを用いた新たな腐食検知装置「POF―SC―D1」を開発いたしました。
検知器は土中の鋼材と同じ材質の試験鋼板と専用カバー、光ファイバーで構成しています。鋼板の下面中央に設けた空洞に光ファイバーを通し、両先端を壁面に出して土中に埋設します。腐食状況の確認は光ファイバー先端を目視で観測するだけです。
空洞上部の腐食に対する余裕分(腐食代)が残っている間は、外部からの自然光が通過するため安全であることが確認できます。一方で、腐食代のさびが進行して破断すると、土砂が空洞に侵入し通光を遮断するため、鋼構造物の機能が低下していることを推定することができます。
お問合せ先:事業推進部 青木 TEL:03-5203-6272